金融庁、「記述情報の開示の好事例集2023」を公表（サステナビリティに関する考え方及び取組の開示）

2023年1月に改正された「企業内容等の開示に関する内閣府令」において、有価証券報告書等にサステナビリティに関する考え方及び取組の記載欄が新設され、どのような開示が投資判断にとって有益と考えられるのかについて、投資家・アナリスト・有識者及び企業を構成員とする勉強会で検討が行われました。

そこで議論された開示例について「投資家・アナリスト・有識者が期待する主な開示のポイント」及び「好事例として取り上げた企業の主な取組み」を掲載し、「記述情報の開示の好事例集2023」として公表されています。

「記述情報の開示の好事例集2023」では以下の点について、示されています。

• はじめに ～「記述情報の開示の好事例集」の構成・使い方～
• 有価証券報告書におけるサステナビリティに関する考え方及び取組の全般的な開示のポイント
• 有価証券報告書のサステナビリティに関する考え方及び取組に関する開示例 1.「全般的要求事項」の開示例 2.「気候変動関連等」の開示例 3.「人的資本、多様性等」の開示例 4.「人権」の開示例 5.「個別テーマ」の開示例

なお、本好事例集は、今後、「コーポレート・ガバナンスの概要」等の項目を追加して公表、更新することが予定されています。

有限責任 あずさ監査法人 会計プラクティス部 マネジャー　加藤 巳希