GJP China News第10号
GJP China News第10号
第10号, 2018年10月 変化し続ける破壊的テクノロジー2018(第2部)/グローバル消費財流通企業調査2018
第10号 ご挨拶
今回ご紹介するレポートは、日本企業にとって変化への対応が求められる内容が多く含まれています。最先端のテクノロジーが企業、消費者、社会および環境に影響を与え、産業全体が激変しつつありますが、中国はおそらく世界でその最先端が実現されていくことになります。次の波となる破壊的テクノロジー、つまりIoT、人工知能、ロボティックスが結びつきを深め、新しいビジネスモデルと企業が出現し、今世紀のテクノロジー革命は、その歩みを速めています。わずか数年前にビジネス/消費者市場に革命を起こしたクラウドコンピューティングとモバイルテクノロジーも、AIなどのイノベーションと共に発展を続けており、機械学習への対応も図られています。今後、この分野において、日本企業と中国企業との協調がますます進むと考えています。これらの技術的な発展は各消費者一人一人への直接のサービスを実現可能にしていきます。その意味で、カスタマー・セントリック思考を忘れてはなりません。持続的成長のためには、商品や販売チャネルの他、企業の社会的目的も含めて「消費者は何を望んでいるのか」という問いに耳を傾け続けなければなりません。市場の破壊に苦戦する企業の間では、リーダーの世代交代が進んでいます。彼らはノーマルではないことがニュー・ノーマルとなるような、新しい現実に向き合わなければならないのです。このようにめまぐるしく変化する世界で競争していくために、企業は迅速な対応と、ビジネスモデルの練り直しや開発を迫られています。
KPMG中国 GJP中国総代表高部 一郎
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